約 3,968,289 件
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/1326.html
* 主要幹線道路を我が物顔で走行したスプリガンはショッピングモールを目測で捉えると 住宅街が密集する路地にその巨体を向けた。 脚部のローラーを引っ込め、無骨な爪を展開し民家のブロック塀や電柱をなぎ倒しながら爆進する。 スプリガンが通過した後には土煙が濛々と立ちこめ、切断された電線からは火花が散った。 勢いをつけたスプリガンはそのままショッピングモールの正面玄関に頭から突っ込み 1階天井を機体上部でえぐりとりながら吹き抜けのセンターホールへ向かった。 轟音と土煙と共にやってくるスプリガンには目もくれず センターホール脇にあるコーヒーショップでミラーはコーヒーを立てていた。 センターホール中央に到着した瓦礫とホコリまみれのスプリガンは動きを止め 放熱用蒸気を排出した後、誰も乗っていないコックピットを開放した。 そしてそのまま身を屈め待機モードに移行する。 ミラーはコーヒーをマグカップに入れ終わるとコインを1枚店のレジに置いた。 黒曜石を溶かしたような黒い液体を胃に流し込む。 苦い。しかし力強く、野性味あふれる懐かしい味だった。 「ふむ……やっぱりコーヒーはコスタリカ産に限るな」 カップを持ったままミラーはスプリガンに近付く。 スプリガンのセンサー部分がミラーを捕らえた。 『タダイマ』 「ああ、おかえり」 数分後、スネークはバイクのアクセルを全開にしたままショッピングモールの敷地内に入った。 オタコンの通信によるとスプリガンは既にショッピングモールに着いたのだと言う。 食料品売り場入り口のガラスを突き破りスネークが乗るバイクは建物内に進入する。 そのままスピードを落とさずセンターホールに向かうと嫌でもその巨大なシルエットが目に入る。 「……メタルギア」 スネークはホールに入った所で急ブレーキをかけ、車体で半円を描くとその場で停止した。 蟹の化け物のようなメタルギアの頭部のコックピットには平沢唯がヘッドギアをつけられ すやすや寝息を立てている。しかし妙なのはギターケースごとベルトで固定されていることだった。 「彼女がギターを離そうとはしなかったんでね。相当大切らしい」 声がした方にアサルトライフルを向ける。 「心配するな、彼女には夢を見てもらっている。 一定の脳波を維持するために彼女が食べたいものを食べる夢を、な 食欲中枢の刺激は案外デリケートなんだ」 銃のサイト越しに写った人物を見てスネークが動揺しなかったと言えば嘘になる。 「マスター……ミラー。アンタ、生きていたのか!」 マグカップに入ったコーヒーを飲み干すとミラーはカップをコーヒーショップのガラスケースの上に置いた。 「久しぶりだなスネーク。どうだ?1杯」 各国原産のコーヒー豆が詰まったケースをミラーがコンコンと叩く。 「お前が今回の事件の首謀者か?答えろ!」 スネークが吼える。 「そうだとして、お前はどうする?罪を裁き俺を殺すか?」 「俺の任務は彼女の護衛だ。俺は人殺しじゃない。 死んだと思っていた……何故なんだ!」 「変わっていないな、スネーク」 ミラーはスネークに向かってゆっくりと歩き出す。 「リキッドが欲しかったのはマスターミラー死ではなくマスターミラーとしてお前の行動をつぶさに監視することだった。 俺の死がフェイクかどうかなんてどさほど問題じゃなかったさ。それどころか俺はリキッドに感謝すらしてる」 「何?」 「当時フォックスハウンドのサバイバル教官に所属すると言う事は愛国者に操られるコマになることと同義だった。 気がついたときには俺はシステムの1部だった。 逃げ出そうとしても逃げられない。 お前もその中の1人だった。 ビッグボスを再起不能にし愛国者に対する唯一の抑止力を奪うという大役を演じたんだからな。 リキッドが与えてくれた虚偽の死はお前たちだけじゃなく、愛国者からの開放を意味していた。 俺は……自由を手に入れたんだ」 「愛国者は死んだ!もう武器は必要ない!」 「愛国者が統治した世界は戦争経済という鞘に落ち着いた。 機械が人を殺す狂った世界だ。 スネーク、平和とは何だ? 大国が世界を統治する事か? 第二の愛国者が、AIが世界を統治する事か? 小国大国が入り乱れて戦争する事か? 核を撃ち合って人類が滅ぶ事か? 愛国者がいなくなった今、この世界には抑止力が必要なんだ。 統治じゃない、互いの力が均衡するバランスの取れた世界だ。 そしてそれはフェアでなければならない。 国同士の利権争いや宗教や思想、歴史に縛られない抑止力。 今世界は新たな形を成そうとしている。俺たちは何も無いその土壌に新しい法を根づかせる! その為には力が必要だ、大国に匹敵するだけの力が!!」 「お前たちがそんな力を持つなんて事は不可能だ。そんな絵空事が通用するほど世界はヤワじゃない」ミラーの足がぴたりと止まる。 スネークが向ける銃口の目の先だ。 「確かにリスクは高い、ピースが噛み合うかも分からない。けれど隊を危険に晒す、それだけの価値はある」 ミラーは手を差し出す。 「新しい時代を作ろうスネーク。俺達にはそれが可能だ」 「俺はお前たちに加担するつもりは無い!」 「そうか……残念……だっ!」 ミラーはスネークが構えたM4を一瞬で絡めとり分解する。 「ちいっ!」 すぐさま拳銃を構えようとするが顎と腕を持たれそのまま床に叩きつけられる。 拳銃が手から離れ床を転がった。 「がはっ!」 仰向けになったスネークの喉元にナイフが突きつけられる。 「ぐっ……愛国者のAIを今手に入れた所で何になる?自衛隊にすぐ制圧されるだけだ!」 「勝算はあるさ」 ミラーはナイフをそっと引っ込めた。 「平沢唯とゼロAIのリンク処理に後5分間時間がある。それまでに俺を倒してみろ。 リンク処理が終われば後は全てプログラムが行ってくれる。スリーピングビューティーは誰にも止められない」 スネークはゆっくりと立ち上がりCQCの構えを取る。 「そうだ、それでいい。 結局俺たちは、戦う事でしか自分の価値を見出せない。 戦う事でしか自分を表現できない。 ならば戦う事でそれを体現すればいい」 スネークがジャブを放つ。 しかしその初弾はあっという間にミラーの両腕に捕まった。 体勢を崩され両足を踏ん張るも、軸足を払われ姿勢を崩される。 そこにミラーの膝が顔面に飛んだ。 「ごふっ」 顔を上げるとミラーの右ストレートが立て続けにスネークの顎を刈った。 ミラーの手を離れ数歩足が下がる。 しかしそれをミラーは見逃さなかず数発拳を打ち込む。 最後の打撃の軌道が甘い事をスネークは見逃さなかった。 手の甲で軌道を逸らし反撃しようとするももう一方の手でそれを受け止められる。 「お前は接近戦において最も合理的な方法で最も素早く相手にダメージを与えようとする」 ぐにゃりとスネークの腕をひねる。 「ぐああああああ!」 「だから軌道を読まれる、応用を利かせろ!」 さらにその腕に力が入る。 「ビッグボスはこんなものじゃ無かったぞ!」 スネークの体が弧を描き再び地面に叩きつけられた。 「これでお前は二度死んだ」 「はぁ…はぁ…いや、まだだ」 背中を軸に体を反転させ両足でミラーの足を挟み体勢を崩す。 四つんばいになったミラーにスネークが素早くチョークスリーパーをかける。 「ぐが……ぐ……」 スネークのこめかみに3度パンチを食らわせるとようやくその拘束から逃れる事が出来た。 しかし上からスネークが全体重をかけ後頭部目掛けてかかとを振り下ろす。 後頭部に凄まじい衝撃を受けた後、ミラーは地面とキスをした。 二人はふらふらと立ち上がる。 そこからは互いに根競べだった。 1発殴っては1発殴られ、また殴っては殴り返す。 ダメージは確実に体に蓄積し次第に拳の重みが落ちてくる。 先に膝をついたのはスネークだった。 ミラーはスネークの顎をサッカーボールのように蹴り上げる。 「がぽっ!」 ミラーはスネークの上に馬乗りになった。 「ぜぇ…ぜぇ…俺の……勝ちだ!」 ミラーは体内に残った力を振り絞り拳を振り下ろす。 「今だ!オタコォォォォン!」 そう叫んだ瞬間スネークのスニーキングスーツから強烈な電撃が流れた。 生命維持に使われるエネルギーを電気エネルギーに変え一気に放電したのだ。 「ぐおおおおおおおお!」 「ぐうううううっ!」 バチバチと花火のような音を立て、二人の体は離れた。 スネークは歯を食いしばり体から細い煙を立てながら立ち上がる。 『システム起動マデ後20秒、作業員ハ離レテクダサイ』 スプリガンからアナウンスが流れる。 スネークはよろよろと走り出した。 ミラーはゆっくりと顔を上げる。 走るスネークの背中が見える。自分も追いかけようとするが体が動かない。 『9、8、7、6……』 スネークがコックピットに手を伸ばす。 非常停止用のボタンが見えた 『5、4、3……』 スネークの足に衝撃が走る。 「何!」 咄嗟に自分の足を見ると強化外骨格をまとった兵士の1人がスネークの足にしがみつきタックルを放ったのだ。 『2、1……システム起動。T・J、A・L、T・R二アクセス開始』 コックピットが閉まりメタルギアの駆動音が唸る。 スネークにタックルをかました兵士はスネークと共にタイルの上に叩きつけられた。 「ぐはっ……ぜぇ……良く、やった……よく、彼女を守ってくれた……礼を言う」 ミラーはゆっくりと立ち上がる。 その兵士は物資搬入口でミラーに敬礼した兵士だった。 スネークは力を使いすぎたのか小さく息をしつつもうつ伏せのままだった。 「大丈夫ですか!?司令!」 兵士はミラーに自分の肩を貸す。 「俺もまだまだ青さが抜けて…ぐふっ……いないな。後は……スプリガンと、世界中に散った仲間がやってくれる…… 時代は……俺たちを選んだんだ」 6
https://w.atwiki.jp/mgspwkouryaku/pages/45.html
ピースウォーカー格納庫へ ■AI兵器格納庫 捕虜がいるので助けましょう。 北西に目的地があり、そこには3人兵士がいるので気をつけましょう。 ■地下通路A 捕虜がいるので助けましょう。 敵兵が2名います。 ■地下通路B 捕虜がいるので助けましょう。 一番奥の階段が近道。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pakemon/pages/681.html
【118】対ピースウォーカー似型 ◆滑走路 ピースウォーカー弐型を無力化するとクリアとなります。 バトルドレス、ミサイル系、マシンガン系の装備で挑むと良いでしょう。 通常タイプより修復が非常に早いので、AIポットの破壊&乗り込みは急いで行おう。 【ミッションリザルト】
https://w.atwiki.jp/metalgearsolid5/pages/2.html
メニュー トップページ リンク メタルギアソリッド5 公式サイト メタルギアソリッドV-GROUND ZEROES-@Wiki ここを編集
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/1328.html
* 「梓!そっちはどうだった!?」 「駄目です……みんな眠っちゃって……体を揺すっても起きなくて」 軽音部のメンバーは校門前に集まりこの街に起こった怪現象に戸惑いを隠せずにいた。 生徒も、先生もそれどころか街の住民が寝息を立て、テレビからは唯の声が延々と流れている。 「唯ちゃん……大丈夫かな」 紬がスカートのすそをぎゅっと握る。 澪は電柱にへたり込みぽろぽろと泣いていた。 律が慰めようとするも、どう声を掛けていいのか分からず出しかけた手をそっと引っ込めた。 「先輩!あれ!」 梓が指差す校門の方からラジコンのようなロボットのような物体が近付いてくる。 足にローラーがついているのか、あっという間に小さなロボットは軽音部の前にやってきた。 ディスプレイが開き、画面に1人の男が映る。 白衣を着てメガネを掛けた科学者のような出で立ちの男だ。 『君達……軽音部の部員だね?』 「な……何もんだ!」 律は警戒している。他のメンバーも怯えていた。 この状況下では無理も無い。 『僕はハル・エメリッヒ。スネーク ……いやジョン・コジマの友人だ。 僕の事はオタコンと呼んでくれてかまわない』 「ジョン先生の友達!?なぁ、唯はどうなった?大丈夫なんだろうな!」 律がMk2に掴みかかり機体をぐらぐら揺らす。よほど心配なのだろう。 「あああああ、揺らさないで!バランサーがおかしくなる!」 律がぱっとMk2から手を離す。 「ふぅ……平沢唯の安全は大丈夫と言えば大丈夫だ。 今彼女は夢を見てる。覚めない夢をね、この放送が証拠さ」 「夢?何のことだよ!」 オタコンは現在平沢唯が置かれている状況、そして彼女の能力 スプリガンについて出来るだけわかり易く簡潔に彼女らに伝えた。 何かの手がかりなればいい。 藁にもすがる思いだった。 唯がシュークリームを食べ終わると不意にペタペタ床を這うレプタイルの方を見た。 依然として白い空間の中である。 「いい事思いついた!ねえ、レプタイル」 イグアナが首を唯の方に向ける。 「ハイ」 「あだ名をつけてあげるよぉ」 「アダナ?」 「そう!」 「ソノヨウナ言葉ハ登録サレテオリマセン」 「うーんと、要するに名前みたいなもんだよ!仲良くなりたいなーって思った時にはこの名前で呼ぶの!」 「……理解シタ」 「えーと、じゃあねぇ……あなたの名前はレプ五郎ね!可愛いでしょう!?よろしくねレプ五郎!」 「カワイイ……レプ五郎……」 「気に入らなかった?」 「……認識シタ」 「そっかぁ~よかったぁ。あ!ザ・ボスのあだ名も考えて……」 「……私はそのままでいい」 ザ・ボスはそう言うと唯の方を見た。 目つきが鋭い。 「ボーちゃんって言うんだけど……ダメ?」 上目遣いでぶりっ子してみる。 「……私はそのままでいい」 失敗だった。 「あの……司令」 擬装トラックの中で通信兵がミラーを呼び止めた。 今から港へ向かい国内からの脱出を企てる所である。 「どうした?」 モニターの方へミラーが近付く。 「これ……どう思われます?」 兵士が指差す先には各AIの動作状況を示す画面が開かれていた。 AIママル、AIゼロ。そして……AIレプ五郎。 各AIの表記は確かにそう書き換わっている。 「ウィルスか?」 ミラーは苦虫を噛み潰したような顔だ。 「いえ、外部からの干渉ではないと考えられます。表記が変わったのは今から1分前。 ゼロAIつまり平沢唯がレプタイルAIに相互干渉を促した形跡があります」 3つのAIはデータを常に断片的に共有し、個々の自我を保ちながら互いにバージョンアップを繰返す。 特にママルとレプタイルは大脳と小脳のような関係にあり、情報交換が顕著だ。 しかしこの唯による奇妙な干渉はイレギュラーな事態だった。 干渉しなければ唯の催眠音波は外部に発信できない。 「撤退の準備を急ぐ。この先何が起こるか想像がつかん。 ショッピングモールに残るスプリガン及び全部隊も、迎えの船が来る前に港に移動させろ」 「了解、スプリガンには港への進行ルートを送信してあります。 彼女の脳波も固定されています。問題ありません」 ミラーはそっとレプ五郎の文字を指でなぞる。 「問題ありません……か……嫌なフラグだ」 「じゃあ、唯は蟹の化けモンの中でグーグー呑気に寝てるって言うのかよ?」 『あわわ、また!揺らさないで!壊れちゃうよ』 律は興奮気味に再びMk2をゆさゆさ揺さぶった。 「唯を……唯を助ける方法は無いんですか!?どうやったら目を覚ますんですか!?」 がっくりとうな垂れていた澪もほんの小さな変化に希望を託し、オタコンに詰め寄った。 『彼女の眠りの状態は特殊なんだ。 放送を聞く限り睡眠の誘発と食欲中枢に何らかのショックを持続的に与えられ続けてる。 別の要因、つまりそれ以外の大きなショックを彼女に与えないと彼女は目を覚まさない』 「あの……1ついいですか?」 梓がおずおずと手を上げる。 「もし仮に唯先輩がその眠りから覚めたらどうなるんですか?……まさか死んじゃったりしないですよね!?」 『それは大丈夫だと思う。ゼロAIは浅い眠りの時、つまりノンレム睡眠時意外の脳波を送り続けると システムエラーを起こすんだ。システムは搭乗者の精神汚染を最優先で保護するようプログラムされてるからね。 ゼロAIが停止すると相互情報伝達が不可能になり、ママルとレプタイルは機能を一時停止するだろうけど ……問題が1つある』 「問題?」 「彼女にどうやってショックを与えるかさ。 スプリガンはイングランドじゃ「宝を守る番人」とも呼ばれている。 その名前を冠したこのメタルギアは守りに特化したAI兵器だ。仮に核爆弾が頭上で爆発しても各AIは作動し続ける。 仮に僕が乗ってるノーマッドで特攻をかけてもキズ1つ付けられない」 「あの~私からもいいですか?」 今度は紬が小さく手を上げる。 「外で起こってることは唯ちゃんには伝わるんですか?浅い眠りの時って、外の影響を受けやすいじゃないですか。 夢を見たりするのってその時ですよね?」 『感覚器官を司るレプタイルと相互情報交換をしているから少しは入ってくるだろうけど…… 受け取り手側の平沢唯が興味を示すものじゃないとゼロAIはそれを受け取らない』 「それって、唯が興味を示す事をすればいいって事?」 澪が顎に手をやって何やら考えているようだ。 『そうだよ……けどそれは不可能に近い。彼女の脳波、放送を分析する限り彼女はあの夢から出たくないはずだ。 あの世界で不変を望んでる。好きなものを好きなだけ食べる。 平沢唯の資料には菓子類が好物とあるし、それを壊すなんて僕には無理だ』 Mk2が首を横に振る。 しかし何故か4人の表情が次第に明るくなる。 示し合わせたように互いに顔をみて頷きあっている。 「あんたはさ、機械とか科学の事よく知ってるのかもしれないけど、私らは唯の事を誰より知ってるつもりだ。 私は……私達は今出来る事をやる。 ジョン先生にそう教えてもらったんだ」 『俺は俺が出来る事をする、だから君は……君が今出来ることをするんだ』 スネークの言葉が律の心にはちゃんと残っていた。 律がそう言うと、澪も紬も梓も力強く頷いた。 オタコンだけは何をこれからするのか分からない。 「君達……これからどうする気なんだ?」 「手伝ってよ、今この街で起きてるの私らだけなんだからさ!」 放課後ティータイムのメンバーが校舎に向かって走り出す。 オタコンはわけが分からないまま彼女達の後についていった。 * 夢の中では時間の概念があやふやな様に、唯もまた時間と言う概念を無視しながらケーキをほお張り紅茶をすする。 ケーキは現在110個目に突入していたがその数を把握しているのはレプタイルだけだった。 「平沢唯」 「ふぁふぃ?」 対面に座るザ・ボスが急に口を開く。 「お前は何に忠を尽くす?国か?恩師か?名誉か?思想か?」 「ちゅう?」 「何を信じるか、と言うことだ」 ケーキを口に運ぶのをやめ、眉をへの字にして唯は考える。 そんな事を考えた事が無かった。 普段難しい事を考えないせいか頭から湯気が出る。 ふとどこかで、何かが聞こえた気がした。 唯の中で何かがコトコトと動いた気がする。 そしてその正体がザ・ボスが出した質問の答えのような気がした。 「何だろう……音が聞こえる……」 かすかに聞こえた音の断片が次第に輪郭を現す。 それらは繋がり、交わり、重なってひとつとなる。 はっと唯は顔を上げた。 この音が何なのか知らないはずが無い。 毎日聞いた、あの音の波を。 毎日弾いた、あの弦の感触を 毎日叫んだ、あの歌を 唯は急に立ち上がる。 見つけたのだ、自分なりの答えを。 「分かったよ!ザ・ボス!歌うこと、歌う事だよ!」 「歌う事?」 「うん!好きな事してると、あぁ~!生きてるぅ~!って感じするでしょう!?」 唯は急にそわそわしだす。 この場所にはケーキと紅茶しかない。 聞こえる音はどんどん大きくなってきているのに、何も出来ないジレンマが唯を襲った。 「じっとしていられない……と言う顔だ」 「うん……演奏したい!1人でじゃなく、みんなと!」 「そうか……いいだろう。ならレプタイルを連れて走れ」 レプタイルはくるりと顔をザ・ボスのほうへ向ける。 「ママルAIザ・ボスの提案ヲ、処理能力過多ノタメ放棄シマス。平沢唯二コノ件ヲ委譲」 「行くよ!私!」 唯は地べたを這っていたレプタイルを抱き上げる。 「ありがとう!あ、ザ・ボスその紅茶あげるよ!」 唯はレプタイルを抱いて曲が流れてくる方向へ走り出した。 ザ・ボス、正確には彼女の精神を模したAIはそんな唯の背中を見ながら自分が何に忠を尽くしてきたのか考えた。 生前ザ・ボスは任務に忠を尽くした。 けれどその生命最後の感情は、自ら銃を捨て歌う事だった。 最後の記憶はミラーが加筆したデータだ。 ママルポットのオリジナルを搭載したピースウォーカーの最後。 自己犠牲の果てに世界に平和を願い、歌を歌った。 平沢唯もまた同じように歌いたいのだと言う。 それを何故か暖かいと感じる自分がいる。 なるほど、これが嬉しいと言う事なのかもしれない。 唯の紅茶に彼女は手を伸ばす。 暖かかった。 「……おいしい」 8
https://w.atwiki.jp/mgdb/pages/74.html
タイトル METAL GEAR RISING REVENGEANCE よみがな めたるぎあ らいじんぐ りう"ぇんじぇんす 発売日(日本) 2013/2/21 発売機種 PS3 前作 メタルギアソリッド4ガンズオブザパトリオット 次回作 目次 目次 概要 ダウンロードコンテンツ第1弾「VR MISSION」 第2弾「JET STREAM」 第3弾「BLADE WOLF」 スペシャルエディション 関連商品 関係のありそうなページ 概要 メタルギアをいい意味でも悪い意味でも越えてしまった作品 これまでのものと区別して考えるとよい プラチナゲームズとの共同開発 ダウンロードコンテンツ 第1弾「VR MISSION」 第2弾「JET STREAM」 第3弾「BLADE WOLF」 スペシャルエディション 初回特典含めダウンロードコンテンツ全てが入った完全版 関連商品 攻略本 ASINを正しく入力してください。 メタルギア ライジング リベンジェンス 公式オペレーションガイド (ファミ通の攻略本) フィギュアーツ改 黒・赤・青・黄・白の色違いが存在する ビデオゲームマスターピース PVCスタチュー リボルテックヤマグチ サウンドトラック → 腕時計 WIRED 腕時計 WIRED×METAL GEAR RISING REVENGEANCE LIMITED EDITION 関係のありそうなページ 取得中です。 上へ
https://w.atwiki.jp/famicomall/pages/539.html
前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:EDを見る 開始時間:2008/10/05(日) 18 55 55.76 終了時間:2008/10/06(月) 01 50 33.72 ジャンル:アクション 小島秀夫の代表作として知られるメタルギアシリーズの初期作品。 敵から身を隠して潜入するという、当時では非常に斬新なシステムが有名だった。 元となるMSX版からは相当なアレンジが加えられているが、別の部署によって開発され、小島は全く関与していない。潜入方法・敵の配置・マップがほとんど異なる。小島は、ラジオで「僕が携っていないFC版『メタルギア』は糞ですよ、糞」と発言した。 しかし海外ではミリオンヒットし、海外NES市場にて別の部署による続編『Snake s Revenge』が製作される(開発は日本で行われたが、こちらも小島は全く関与していない)ことになり、小島が書いた企画書をもとに、『メタルギア2 ソリッドスネーク』(MSX版)が制作された。 実況中性欲を持て余しても、ノンケの人を食ってしまわないように。 説明書 ファミコン説明書インデックス (メタルギアとアウターヘブンを管理する)メインコンピュータを破壊し、お約束の脱出劇開始 脱出成功 スタッフロール 敵に見つからないように行動するという潜入アクションは面白かった。 少なくとも中盤までなら名作かと。 あとメタルギアって結局なんだったの?おいしいの? タイトルにもなっているメタルギアは名前だけで、実際には登場しない(代わって、メタルギアとアウターヘブンを管理するスーパーコンピュータと対峙することになる)。
https://w.atwiki.jp/mgspwcapture/pages/14.html
当サイトは皆さんに正確な情報をお届けすることを目的に運営しております。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/30458.html
フェアリー・コクーン C 自然文明 (2) 呪文 ■S・トリガー ■このカードをタップしてマナゾーンに置く 作者:ぽけっと 《ピクシー・コクーン》の派生カード。 《ピクシー・コクーン》と《ピクシー・ライフ》から、「マナゾーンからの回収」をピクシーとみて、そこからこのカードになった。 《フェアリー・ライフ》とは相互互換であり、確定で緑単マナしか増えないが、山が減らない。 良し悪しがあるため、まぁ使い手の好みだろう。 フレーバーテキスト 森の豊穣の為に、この身を大地に捧げましょう。 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/2015.html
コクーン・リボーン(OCG) 永続魔法 自分フィールド上に表側表示で存在する 「C(コクーン)」と名のついたモンスター1体を生け贄に捧げる事で、 そのカードに記されている「N(ネオスペーシアン)」と 名のついたモンスター1体を墓地から特殊召喚する。 永続 蘇生 魔法 C(コクーン)補助 N補助